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中一の夏休み課題数学のありえない難問

 中学一年の数学の夏休み課題冊子(パーフェクト数学1年)の問題が難問過ぎて私も高専の生徒も初見で解けませんでした。
 当問題は知恵袋の方でもかなり繰り返し投稿されていて、大体の回答者は適切に答えが出てませんでした。
 当ブログはIT系なので数学は別ジャンルですが、数学に興味を持たれる方もビジターにはいるかと思いますので、こちらに当問題の私なりの解説を投稿してみます。


問題文
a.bはどちらも絶対値が4より小さく、異なる整数である。
また、aとbの和もaからbをひいた差も正の数になる。
この条件にあてはまるaとbの和をすべて求めなさい。



解説
 問題文を下記の文節に分ける
① a,bはどちらも絶対値が4より小さく、異なる整数である。
②-1 aとbの和は正の数になる
②-2 aからbをひいた差は正の数になる
③ ①②の条件にあてはまるaとbの和をすべて求めなさい。


① a,bはどちらも絶対値が4より小さく、異なる整数である。
-3~3までの整数を指す。

②-1 aとbの和は正の数になる
a+b>0
a>-b
②-2 aからbをひいた差は正の数になる
a-b>0
a>b


③を留意して②の最大値と最小値を求める
③の内容「①②の条件にあてはまるaとbの和をすべて求めなさい。

②-1の場合 a>-b
最大 a=3,b=2。よって3+2=5
最小 a=-2,b=3。よって-2+3=1
振れ幅は1~5
②-2の場合 a>b
最大 a=3,b=2。よって3+2=5
最小 a=-2,b=-3。よって-2-3=-5
振れ幅は-5~5

②-1と②-2の数字の振れ幅で重複しているのは1~5である。
よって答えは「1,2,3,4,5」


感想
 問題文は単純そうに見えてかなり難解でした。正直中一でこの問題は理解し切れないのではと思います。